螺旋階段

もう10年以上、螺旋を描く様に、歩いていたように思う。

 

同じ景色の踊り場に辿り着く度に、

「またここだ」と、上がってもキリが無い道のりに何度も首をうなだれていたように思う。

 

でも、横から見たら、ひとつひとつ登っていて

同じ場所にいるようで、同じ景色を見ているようで、

違う、場所だったんだと、心が納得してくれました。

 

鳥かごの中で、飛び立てずにいた青い鳥が

今手の甲で、今か今か、と、飛び立つことに武者震いをしているのかな。

 

今も、まだ。

これからも、多分。

何度も繰り返していくのだとは思うけれど。

それでも、この感覚に辿り着けたことに。

想像していた、ホッとする、達成感、という感覚には程遠い、

どこか、悲しく、どこか淋しく、だけれども、自由。

どこまでも自由。

 

ちゃんと、全部、本当に全部。

自分のしたことは、自分に返ってくる。

身をもって、今、感じています。

善いものも、悪いものも。

大丈夫、だと。大丈夫、だと、心が力強く言っている。

 

25歳

何故か、このフレーズが、幾度となく

生活の中で頭に思い浮かんでくるのは

何かのサインなのかも知れないね。

 

本当に多くのことを学ばさせて貰いました。

沢山のかけがえのないものを貰いました。

それは、私だけではないと思う。

 

本当にありがとう。

 

今までのこと全て。

 

 

そして、今日まで私に出逢ってくれた人

全てに。本当に全てに。

 

全身全霊で、愛したことを、誓います。

そして、愛されていたんだということを。